ハムスターの病気

飼育について

見た目がとても可愛いハムスターですが、種類によっては噛みやすかったり、同居ハムスターを攻撃してしまう場合もあります。

多頭飼いには注意が必要です。

また、ハムスターの運動量は一日で10-20㎞にも及ぶと言われています。運動不足にならないように、回し車を付けてあげてください。

かじり木などを準備し、硬いケージなどを噛ませないように注意しましょう。
金網ケージはかじると歯へのダメージを起こし、不正咬合の原因となったり、登ったときに落ちて足を挟み骨折の原因となることがあるため、注意が必要です。

ハムスターは冬眠をする動物ですが、冬眠には体力が必要となります。飼育下では冬眠をさせないように、温度管理に気を付けてください。

ひまわりの種の多給は肥満など様々な病気の原因となります。専用ペレットを主食として、種子、野菜は副食として与えることをおすすめします。

歯の病気

ハムスターには合計16本の永久歯があり、前歯は常生歯という常に伸び続ける性質をもっています。

そのため、常にものを食べ続け、上の歯と下の歯をすり合わせることにより、自身の歯の長さを調節することが大切です。

しかし、不適切な食事、年齢、体調不良、外傷など様々な要因が絡み、不正咬合呼ばれる噛み合わせの悪い状態になってしまいます。

食べにくそうに口をくちゃくちゃさせる、よだれが増える、食欲低下などの症状がみられる場合、歯のトラブルが関係している場合がありますので、口腔内チェック等を実施したうえで、歯のトリミング処置を行います。

ケージの噛み癖を防ぎ、咀嚼を増やす生活を送ることが病気を防ぐのに効果的です。

皮膚の病気

ハムスターには皮膚病が多くみられ、脱毛、かゆみ、赤み、フケ、かさぶたなどの症状がみられます。

また、寿命の延長に伴い皮膚の腫瘍もみられます。

原因には細菌、アレルギー、寄生虫、腫瘍などがあげられます。